ニット製品を購入する際に「カシミヤ」と表示されていると つい触れてみたくなりますね。 肌にやさしくしっとりとしていて上品な光沢感があり、 しかも軽くて暖かい。カシミヤはまさに「繊維の宝石」です。 そのカシミヤは、山岳地帯に生息するカシミヤ山羊の首元の産毛のみを使用した繊維で、 1頭から約200グラム程度しかとれません。...
私たちが普段、何気なく使っている生活用品ですが、 その中には衣服にとって非常に危険なものがあることをご存知でしょうか? では、その品目と特徴をご紹介しましょう。 <パイプ洗浄剤> 洗面所や風呂場のパイプが詰まる一番の原因は髪の毛です。 それを分解して除去するパイプ洗浄剤には、水酸化ナトリウム(5%以下)が含まれています。...
「ドライクリーニングとはどんな洗い方?」 9月初頭にNHKの『チコちゃんに叱られる』で放送されました。 実はれっきとした液体化学溶剤を使った洗濯方法で、 乾いた空気で洗うわけではありません。 また一般家庭で馴染みのある洗い方は水ですね。 しかし水洗いは水溶性の汚れを取ることはできますが、 油性の汚れを洗い落とすことはできません。...
初秋とは言うものの、9月に入っても残暑厳しい毎日が続きますね。 半袖等の夏物がまだまだ手放せません。 ところで夏物衣料は家庭洗濯でも充分きれいになるはずなのに、 この時期にきてエリや脇にうっすらと黄ばみを発見することはありませんか? 実はこの黄ばみの正体は「皮脂」なのです。 水洗いではおちなかった皮脂が酸化して黄ばんでしまったのです。...
干すのを忘れた洗濯機内の品物から、 ツーンと鼻につく酸っぱい臭いがして困ってしまった。 こんな時、あなたはどのように対処しますか? A:芳香剤入りの洗剤で洗い直す。 B:高温(50~60℃)のお湯に30秒程浸す。 答えはBです。 ツーンとする臭いは雑菌の繁殖した臭いと考えて良いでしょう。 芳香剤入りの洗剤は雑菌の臭いを封じ込めているだけで、...
ポリエステル繊維を含む衣料品をアイロンがけした際に、色が「薄くなってしまった!」と感じた経験はありませんか? 実はその現象は、染料が空気中に消えてしまったと考えてよいでしょう。 熱によって染料の昇華が起こると退色したように感じられるだけでなく色ムラになったり、他の部位を汚染したりすることがあります。...
この冬に着こなしたお気に入りの衣類たち。 来シーズンも気持ち良く着るために、きれいに洗って片付けたいですね。 洗う前に次のような損傷のチェックをしてみてください。 最近のファッションの傾向として衣服全体にゆとりがあるアイテムが多いようです。 そのせいで外部の異物と接触してしまうこともしばしば。...
「防虫剤をクローゼットに入れたのに虫に食われた!」そんな経験はありませんか? そこで衣類が虫に食われる本当の仕組みを知っておけば、防ぐことは可能になります。 実は「虫が衣類を食う」と言っても食われる繊維は限定されています。 それはシルク、ウール、といったタンパク質繊維だけなのです。...
わざとシワをデザインしたアイテムは、今ではファッションを楽しむ方法として定番になっていますね。 では、これらの製品はどのようにして人工的にシワをつけているのでしょうか。 素材によって方法は異なりますが、一般的には生地を薬品に浸してからシワを作り、 熱と圧力をかけて乾燥させることでシワが保持されます。...
今期の冬は例年に比べて寒くなるのが遅かったですね。 それに合わせて本格的な冬服を着だしたのは12月中旬ごろだったと記憶します。 そこで「冬服を着始めたばかりだから洗うのはまだまだ先!」と考えておられることでしょう。 しかしそう思われるのは実は危険なのです。...