肌触りの良さが特徴のシルクですが、もとの生糸はゴワゴワしています。
その形状は、フィブロンという成分の周囲をセリシンという成分が覆っています。
セリシンは硬いタンパク質でゴワゴワしています。
この生糸の表面のセリシンを精練(洗浄除去)してシルク糸は作られます。
シルクの手触りの良さのもととなるフィブロンが表面に現れることによって、
私たちに馴染みのあるシルクとなるわけです。
シルクは本来、精錬によって、すなわち洗えば洗うほど、柔らかく肌触りもアップします。
しかし残念ながらご家庭での洗濯は精錬とは方法が異なり、この効果は期待できません。
むしろ脱色や品質劣化のリスクが高くケアはご家庭では無理があり、
私どもプロにお任せいただくのが安心です。
ところで、肌触りが硬いシルク製品に出会ったことはありませんか?
シルクには、わざと精錬せずにゴワゴワ感を残した素材があります。
これがオーガンジーです。
ウェディングドレスやカクテルドレスなどが、オーガンジーを用いた代表的な製品です。
ただ、近年は、合成繊維を使用していてもオーガンジーを名乗って多く出回っています。
本来はシルク素材でできたものだけをオーガンジーといいます。
古来、西洋では金と同じ価値とされたシルクをゴージャスな気分で着こなしてください。

コメントをお書きください